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【妄想】「ハイスクール・ロックンロール・ベイベー★」3話

続き、最終話です。



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翌日、放課後になるとすぐに震える胸を抑えながらスホ先輩の元に走った。


明菜:「スホ先輩……。あの…、お話があります…」

スホ:「明菜くんから話し掛けてくれるなんて珍しいな。何だい?何でも言ってごらん」

明菜:「昨日、スホ先輩がクスリの売買をしていると聞きました。そんなの嘘ですよね?嘘ですよね?スホ先輩…」


スホ:「ふっ…」

明菜:「????」

スホ:「受験勉強ばかりで頭がおかしくなりそうなんだ。学校でも予備校でも家でも勉強、勉強で心が休まる時間なんてありはしい。息抜きぐらい必要だろ?」

明菜:「そんな…」

スホ:「君もやってみるかい?スッとして気持ちいいんだ。勉強にも集中出来るよ」

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スホ:「あれ?どうして君が泣いているんだい?」

明菜:「スホ先輩…私は、私は…」



(ナレーション)

残酷な現実が明菜を襲う。
スホ先輩、嘘だと言って!
明菜の繊細な心は今、音を立ててひび割れて崩れていった。






★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★




明菜は駅のトイレで、生まれて始めてルージュをひいた。
そこには、さっきまでの明菜だった。

向かった先は歌舞伎町。
タオと初めて出会った場所で一縷の望みを掛けて、
放課後になると毎日タオを待ち続けた。


そして、一週間。
ようやくタオが現れた。




明菜:「タオさん…。この前はごめんなさい」


タオ:「……!!??もしかして、俺に平手打ちした…明菜か?」

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明菜:「はい…あの…ごめんなさい!!」

タオ:「別に…。気にしちゃいないよ」

明菜:「そのマスクは…?」

タオ:「あんたのせいだろ?口元が切れて腫れてんだよ!」

明菜:「私のせいで…。すぐにお医者さんに行きましょう」

タオ:「バーカ!医者の世話になんかなるかよ。それより、その口紅、イカすじゃん」

明菜:「これは……」


タオ:「よく見ると、お前って…シャンだな」

(※シャン=美人の意)

明菜:「バカヤロー!今頃気づいたのかよ?」

タオ:「威勢がいいな。よしっ!今夜もぶっ飛ばすぜ。行こう、明菜」

明菜:「私は自由になりたいんだ。盗んだバイクで走ろうよ」

タオ:「とにかく、もう学校や家には帰りたくない」

明菜:「夜の校舎、窓ガラス割って歩こう」

タオ:「明菜は小粋などら猫ってとこだよ」

明菜:「タオと初めて出会った日…」

タオ:「そう、この花の名前…勿忘草…」



Forget me not…。



(完)





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